ハイタッチの陰で

先週のスイミングでKIKI、おぼれました。泣きました。進級したクラスでは背が立たないところを自力で超えていかなくてはいけないので、こういうこともあるかとは思っていました。しかし、さすが、私の子。私もかつておぼれまして、それからというものプールが恐くて、毎週毎週、前の晩からいきたくない・・・とべそをかいていた情けない子どもです。でも、厳しい母に絶対に休ませてもらえず、そのおかげで泳げるようになったのですが。嫌で嫌でしょうがなかったの、よーく覚えています。
さて、私より何につけても数段できる女のKIKIんちょはといえば・・。
やはり、予想通り、木曜あたりから「プール嫌だな〜」とつぶやきはじめました。
どうなることやら・・・と心配しつつ向かったスイミングは、さすが、強いKIKI。「よーし、今日はおぼれないぞ!」と呟きながら、しっかり出かけていきました。
さて、タイトルの件ですが、上記のスイミングのときとか、保育園の早番で慣れていない先生が待っていたときなど、いつもなら一度パチンとやっておしまいのハイタッチを5回も10回もやりたがるKIKIです。
それも、かなりの全力でバチンッ!と。
たぶんね、言葉ではいえない「本当は行きたくないんだよ〜お母さん一緒にいて〜」って気持ちをぶつけてるんだよね。
だから、私もこういうときには「がんばれ」って声をかけたりしないで、バチンバチンやられるままに手で受け止めてる。
そして、だんだん、KIKIが自分で自分の気持ちを奮い起こして、最後には必ず、自分から、「行って来ます」とか「今日はおぼれないぞ」とかつぶやいて、一歩を踏み出します。
そこで、はじめて、「よし、がんばれ!」と一声かけるわけです。
最後に、たいてい「おかーさんも、仕事がんばれ!」と、逆にカツを私にいれるのも忘れないききんちょでありますが、こういうしっかりした強さは私にはまーーーったくなかったので、わが子ながら尊敬している部分なのです。