昭和の香り

夏の保育園は・・・・
門を入ると蚊取り線香の香り。
園庭には元気に稲がそだって、へちまはぷくぷくなって、プールの脇には簾の日よけ。
廊下には金魚の水槽。壁には誰かが夏の冒険でとってきたヘビの抜け殻(!)子供たちの作ったオリガミの水族館。
首振りの扇風機が上のほうから風を送ります。
テラスには水遊び用の大きなたらい。元気に育つ夏野菜。
開け放たれた大きな窓からお昼ね室の向こうのテラスまでたえず風が吹き抜けて・・・
私がチビの頃のような夏らしい夏があるんですねー。
保育園で青タン作って帰ってきました。給食スペースの仕切りの柵をガンガンゆらしてておでこにゴチンしたらしい・・・。そんなに腹減ってたのか?
我が家でも2Fへの階段の入り口に設置した安全ゲートによじ登ってしまい、そのままイナバウアーのように後ろにぐーーんと反るので、身体の重みで手を離してしまうと、頭からゴッチーンといってしまう。それだけでなく、変な角度で落ちたら首まで大変なことになりそうで、恐ろしい。恐ろしいので、そのポーズが始まると、飛んで行き、あわてて引き剥がす。あわてて、私が飛んで来るのが楽しくて、すぐにゲートにひっつく。の繰り返し。ついに先週頭からゴチンして大泣きしたばかり。応急でゲートの向こうにダンボールを入れて今は足がかからなくなり、イナバウアーのポーズはできなくなっている状態。もうひとつ、キッチンへつづくところにもゲートが設置してあって、このゲートはまさに、保育園でやったように、ガンガン揺らす。あまりの力で揺らしすぎて、設置していた板がひび割れ、ビスが飛んで出てしまい、この前相方に修繕してもらったばかり。
そんな状況なので、いい機会だし、先生に相談してみた。
止めさせるためにはどうやって怒ったらいいのか・・・・。
答えは・・・・「女優になりなさい」とのことでした。
お母さんの演技が大事なのよ〜といわれたので
「してますしてます!まるで極道の女みたいに、『なーにやっとんじゃい われっ!』ってドスきかせてますっ!」
といったら、どうやらそっち方面ではないようで・・・
本当に悲しそうな顔して「KIKIちゃんがそんなことやったらお母さん悲しい・・・」とやるんだって。
へーーーそうでしたか。
お母さんの悲しむ顔にベビーは敏感。一番効くんだって!!
たしかに、そうかもーーー。ちゃんと感じ取ってるもんだからね、母の気持ち。
今日、寝かしつけの時に濡れた髪を束ねて横で結んでいたら、それが気になったらしく、ぐいぐい引っ張るKIKI。
ここはアレを試してみよう!と「えーん、お母さん、痛いよお」とやってみたら、
うしし〜と笑って、さらにグイグイ引っ張られた〜。ひえーーーマジで痛いよぉ〜。
演技がへただったかしら?
修行をつんでがんばろっと。